|
|
国内一般にはあまり知名度はないけれども、知る人ぞ知る名器についてご紹介します。
第7回はヴィネロン(VIGNERON)です。
Joseph Arthur Vigneron(ジョゼフ・アルテュール・ヴィネロン 1851-1905)は19世紀後半に活躍した弓製作者です。Mirecourt(ミルクール)に生まれ、後にパリに出て当時の一流の製作者や演奏家と交流し、自らの新しいスタイルを築きました。19世紀以降現代に至る他の弓と比べて、彼および彼の息子が作った弓は卓越した性能を持っており、演奏家や愛好家達から極めて高く評価され続けています。また弓製作者にとっても、機能性を重視した新しい工夫、短い人生の中で優れた作品を多く残した旺盛な製作ぶり等はとても刺激的です。
Joseph Arthur Vigneronの手早い仕事、高度な技量と仕事に対する堅実な倫理観は、丹念に作られ一貫した特長を持つ多くの弓を残しました。息子Andreは父の技術を受け継ぎ、ベース弓でさらに発展させました。 |